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2020.02.11歯周病が糖尿病に与える影響について

前回は、糖尿病の合併症として、歯周病があるということでしたが、
今回は、歯周病が糖尿病に与える影響についてです。

ある糖尿病患者さんが、糖尿病で入院した際に、歯肉からの出血が気になり、入院中、歯科を受診し、歯周治療をうけたところ、
糖尿病の検査値のひとつHbA1cや、炎症を表すCRPが改善軽減したそうです。
どうも、歯周病治療により慢性的な歯肉の微小炎症が消退した結果、インスリン抵抗性が減弱し、高血糖が改善したとの見方があるそうです。

ただ、論文によっては、歯周治療を行なっても、
HbA1cの改善にはつながらないとする報告もあり、
おそらくその患者さんの歯周病の程度により、
もともと重度ではない方は、影響がでないと考えられているようです。

たしかに、歯周病治療を行ったら、糖尿病の患者さん全てが改善するわけではなく、
歯周病が進んでいる方は、糖尿病治療と並行して、歯周治療も行ったらよい、ということなんですねぇ。


前回とまとめると、糖尿病になると、合併症として、歯周病が進行することもあり、
逆に、糖尿病治療だけでなく、歯周治療も併用することにより、糖尿病が改善する可能性があると、
密接なつながりがあるようです。


受診の際は、お薬手帳と共に糖尿病手帳もお出し下さいね。

大阪府歯科医師国民健康保険組合
にしだわたる著
歯科医院に知ってほしい
糖尿病のこと

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