岸辺の松本歯科医院|吹田市の歯医者(歯周病治療・歯科治療全般)

お口にまつわる豆知識TIPS ABOUT ORAL CRAVITY

2021.07.31学校における歯の外傷

子どもの歯の外傷はいろいろな発生状況があります。

未就学児であれば、転倒により歯の脱臼が多く、小学生になると歯の破折が増えてきて、中学生・高校生になると破折の頻度が多くなります。

バスケット、バレー、サッカーや野球等のクラブ活動中に起こることが多いようです。
最近は意識も高まり、マウスピースの装着で破折防止を図ることもあるようです。
実際に歯の破折が起こった場合、早急に歯科受診をしてください。
(もちろん頭部等ほかの受傷状況も見極めたうえで、です。)
抜けてしまった場合でも、早めの対応で歯がくっつく可能性があります。

自分で戻したりしてはいけません。受診までの間、抜けたり破折した歯の保存方法は、専用の保存液もあるのですが、普段から用意していることはないとおもいますので、牛乳に保存するのもありです。
本人のお口の中にくわせさせる方法もあるのですが、誤嚥誤飲のリスクがあるので、私はやめた方がいいと思います。

早めの対応で、歯がくっつきた場合でも、歯の神経自体はいったんちぎれているわけなので、根っこの治療も必要になるでしょう。

ケガしないでクラブ活動ができればもちろんいいのですが、なにかあった場合は、早めの受診をお勧めします。

歯と口の健康 アラカルト大阪府歯科医師会より

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2021.07.05骨粗しょう症と歯科治療

健康診断時に骨粗しょう症と診断される方もおられます。

骨粗しょう症とは、加齢に伴い、骨質や骨密度が低下して骨の強度が低くなり、軽い転倒でも骨折を起こしやすくなる病気をいいます。
骨粗しょう症自体による自覚症状はほとんどありませんが、背骨の変形や腰痛が生じたり、骨折を起こすと寝たきりになってしまうこともあります。
この骨粗しょう症の治療に使われているお薬として、ビスフォスファネート製剤やデノスマブなどがあります。
これら薬剤の副作用として、まれに顎骨壊死(あごの骨が腐る)を起こすことが知られています。

歯科治療において、抜歯やインプラント時、骨に外科的処置を受けた場合、通常なら自然治癒するところが、薬の影響で顎骨壊死を起こしてしまうことがあります。

ただ、すべての歯科治療に影響があるわけでなく、虫歯治療や入れ歯治療には支障ありません。
これらお薬は、投与する前に、説明をきっちり受けているはずですが、患者さんは歯科受診時にお薬手帳を持参されて、問診票等にも申告をきっちりなさってください。

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